PAROの日記 ブログ

日々感じたこと、仕事選びについての情報発信をしていきます。

フラフラ転職複数の人間に対する社会の目線と現実 過去の宿題は帳消しにできない

 スカウトメールを送る人に言いたい ちゃんと履歴書見てる?

最近では、転職に対するハードルは昔に比べて低くなっています。人材紹介サービスは、参入障壁が低く、個人でも始められるので開業も多いが廃業も多い。

 

平成21年のデータになってしまうが厚生労働省「平成21年度職業紹介事業報告書」では17,823カ所の事業所がある。

 

身近な施設数で比較してみると

・歯科医院                      68,477(平成31年

・コンビニ                      57,956(平成30年3月)

・スーパーマーケット      22,217(令和元年10月)

・人材紹介                      17,823(平成21年)

 

統計年度のズレはありますが、人材紹介会社は街で利用するスーパーと数はあまり変わらない数字となっています。求人サイトのスカウト機能から日々送られてくるエージェントからメールの数を考えると人材紹介企業の数の多さも納得してしまいます。

 

すごく不思議なのが、30代で転職回数5回の私でも求人サイトに登録するとエージェントからスカウトメールがよく届くのです。ちゃんと、登録のデータを見ているのか?と思います。

 

転職回数5回だと、現在働いている会社を含めて履歴書に書く会社は6社。履歴書の職歴の部分がほぼ埋まってきます。正直、普通の会社であれば書類選考で落とされることが多いです。

 

それでも選考を通り易い企業は、人手不足の業界

アウトソーシング系業界(コールセンター、SES、請負施工管理)

・飲食業界

・販売業界

・建築業界

 

選ばなければ仕事はある状態ではあります。しかし、自分がそこで長く働けるかはまた別の話。転職回数を重ねれば、重ねるほど仕事の選択肢は減っていき、条件も厳しくなっていきます。また、就業のハードルが下がるので一緒に働く人もいろんな方がおり、環境も期待はできません。

 

フラフラ転職の負のサイクルを抜け出すために

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なんとなく退職を繰り返して、転職を繰り返すと就業条件はどんどん悪くなっていきます。そうなると次こそ長く働こうと思っても、続けにくい条件や環境になっていくことが多いです。

 

誰しも、無駄な転職はしたくないですよね。

そうした不利な状況でも、「自分が長く働けそうな会社」に正社員で転職した方法は

 

自己分析と転職市場評価をすり合わせ妥当な会社を狙う

一発逆転の方法を期待していた方は申し訳ない。

 

普通に転職を考えているなら、一発逆転で大手やホワイトな環境は30代で実績なし、転職複数には無理です。「分相応」で、まず入社してそこから再スタートで成果・実績を作るのが「王道」です。

 

ネット上では、一発逆転の話が散見されますが、私がお伝えできるのは自分を見つめ直し、現実的に今の自分はどこで勝負できるかを見極める方法です。

 

30代で実績なし、転職複数で正社員を目指すなら戦略的にいかないといけません。

目標を達成するには、次に入社して実績を立ててから、もう逃げ場はないです。

 

自己分析

人間は質問をされると、それに自然と回答が浮かぶように脳ができています。

自己分析で難しいのは、この質問が浮かばないことです。早期退職を繰り返さないための自分への質問リストをご紹介します。

 

質問リスト(思いつくだけ、複数事例をあげましょう)

・あなたが嫌いなものはなんですか?

・あなたがやりたくない仕事は、どんな仕事ですか?(業界・職種でも構いません)

・あなたが苦手な人間はどんな人ですか?

・あなたは、仕事で嫌だったことはなんですか?

・その中で、我慢できること。我慢してもできたことは何ですか?

・過去の仕事で、辞めた理由はなんですか?

・辞めた理由に対して、どうしたら辞めた理由を回避できたと思いますか?

・自覚がないけども、同僚や友達から「これ得意じゃない?」と言われたものは何ですか?

・あなたは、どんな環境だと「やらなければいけないこと」に取り組めますか?

・あなたは、過去の仕事でやりがいを感じていた時はどんな時、またはどんな業務でしたか?

・あなたは、過去の仕事でどんな時、嬉しい感情を感じましたか?

・あなたが、今までの経験で頑張れたことはなんですか?(複数事例)

・あなたは、今欲しいものはありますか?

・あなたは、将来どんな幸せな状態でいたいですか?(具体的に)

・あなたは、過去1週間継続してできたことは何ですか?

・なぜ、それを継続できたのですか?

 

転職市場の評価

30代で実績なし、転職複数の転職市場での評価は、人手不足の業界でない限り書類選考で落とされます。なぜなら、転職市場で企業が求めている30代は実績あり、マネジメントスキルありの会社ですぐに活躍してもらえる人間を欲しているからです。

 

なので、30代で実績なし、転職複数の人間は自己分析で気づいた自分が努力できそうな業界で、かつ過去の経験を生かせる中小企業を狙って応募すると書類選考も通りやすくなり、選考のチャンスが広がります。

 

良い条件は、今の自分では難しいですが、ご縁をいただいた会社で気持ちを入れ替えて結果を出せば、現状では見えないチャンスが見えるはずです。

 

働かなければ、その実績を積む機会もありません。

今は現実を見て、「地道に努力」。その後、好機が巡ってくるまで辛抱です。選り好みをして無職の期間が長引き、仕事感覚のマヒや精神的に追い込まれるほうが機会損失です。

 

自己分析と市場の評価を合わせた妥協できる企業で再スタートです。

 

転職を繰り返して、ようやく気付いたこと

何度もフラフラと転職をして、ようやく気付いたのは

・過去の職歴からは逃げられない。

・継続して成果を出してこそ、信頼され、豊かにねれる。でもこれは最低条件

・人間、今までやってきたことは帳消しにはできない。

 けど、新しく積み上げることはできる

 

だからこそ、チャンスをもらった会社で、今よりもよくなるために

逃げずに、辞めずに、成果を出し、信頼され、より豊かになるのです!

過去の積み重ねが、今の自分。今が不憫でも、それをうまく受け止めて進むしかありません。

 

過去の宿題を済ませないと、いつまでも付き纏う。

逃げていたツケは、帳消しには出来ないと私は実感しています。

 

 私も道半ばですが、より豊かになれるよう頑張ります。

それでは今日はこのへんで。

ではでは。

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