教師のバトンに見る日本組織の属人化の弊害
どうも、PAROです。
Twitter上で、文科省が主導している教員の魅力を発信し、教員の採用者増を狙ったプロジェクトなのですが、現在炎上中です。
教員の現状が暴露され、教員の業務のブラックな実態が世の中に知らしめる自体になっているようです。
先生達はやることが多すぎる
素人目に見ても学校の先生は、業務量が莫大に多いと感じていました。
- 本来の学問を教える教育業務
- そのための授業準備
- 生徒の生活指導
- 保護者への連絡
- 部活動の指導
- 清掃活動
- 書類の作成業務
- 報告書類の処理業務
上記の業務以外にも、まだまだ仕事はあると思いますが、教育業務に集中しにくい
環境になっていると思います。
もっと、人を増やし多様な人間を教育現場に参加してもらう
予算の関係で、人件費を増やせないなどあると思いますがもっと関わる人間を増やすのがいいのではないかと思っています。
- 本来の学問を教える教育業務
科目ごとの専門教師の導入
- そのための授業準備
準備資料のデジタル化とマニュアル化で基本業務のテンプレート化
準備時間の削減と、教師ノウハウの属人化の廃止
- 生徒の生活指導
生徒を取り巻く環境の多様化が進んでいるので、心理カウンセラーの常勤
その他専門家を学校に配備
- 保護者への連絡
担任以外で連絡できる情報は、連絡担当の職員がいれば負担を減らすことは
できないだろうか
- 部活動の指導
外部の指導者を積極的に導入
元プロ選手・コーチなどによる経験・知見のある者が指導したほうが
新しい雇用、生徒への適切な指導がしやすくなる
- 清掃活動
清掃員の導入の意見があるが、私は子供の情操教育上、自分たちで教室を綺麗に
することは必要であると思う。
清掃の管理者を教師に委ねるのではなく、持ち回りで管理者を担当できるように
すると良いと思う。
- 書類の作成業務・報告書類の処理業務
専門の書類作成担当の導入、無駄な報告業務の撤廃など無駄を省く努力ができる
のではないだろうか。
この閉塞感と、非効率性は教育現場だけじゃないと思う
一人の先生に、多くの業務が集中しているのは日本の会社にも言えるのではと思います。一人の社員に多くの業務が集中し、効率化できる業務を非効率に進め社員の心と精神を蝕んでいく。
この状況を改善するには何が必要か
業務の属人化の廃止
同じ業務であれば、テンプレートの作成
会社説明など繰り返し行うものは動画化
社員じゃなくてもいい業務は外部委託
業務に集中できる環境をいかに作るかが鍵だと思います。
一人の頑張りに頼るのではなく、業務の分散化を
頑張ればなんとかなる、まだまだできると気力でなんとかしようとする空気が蔓延している世の中ですが、その空気を変えていかないといけないと思います。
一番大切な自分を追い詰めてやる仕事など、よくはありません。
自分を大切にしつつ、長く働き続けられる仕事の仕組み作りが必要だと思います。
しかし、今の組織を作っているのは生存者バイアスの掛かった
負担を強いる環境が正義と考えている人が多い社会であることも認識していかなけれいけません。
理想と現実をしっかり見て行動できたらと思います。
それでは、今日はこのへんで。
ではでは。
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